占うことがタブーとされていること

占いをする上で最もやってはいけないことは、死期を占うことです。それはご相談者様本人だけでなく、配偶者様やご家族も含めてです。死期を占うことはその人の人生を狂わせる可能性を秘めているからです。

ルネサンス時代の占星術師ジェロラモ・カルダーノは自分の死期を予言して、その日に突如自殺しました。自殺の理由の詳細は不明ですが自分の死期を占ったことと無関係ではないでしょう。

「ライバルを蹴落とすには」「あの人を別れさせるには」といった人を呪うような質問にも占うことができません。人を呪うような質問をする時点で冷静な判断ができなくなってしまっています。

その場合、たとえ占いで本当にその方のための答えが導かれたとしても、本人が聞く耳を持たない限り、占いの効果は発揮できないのです。

試験の結果についても占うことができません。もし合格すると言ったらその人は当日まで勉強の手を緩めるかもしれませんし、不合格という結果が出たら、そもそも試験を受けないかもしれません。受験をしなければ可能性は完全になくなってしまいます。

占いは確定的な未来ではなく、今のままだとこうなりますよという未来の可能性を示して、では今どうするかということを導いでくれるものなのです。

ギャンブルについての質問にも占いは答えることができません。占いが外れた場合だけではなく、ルールの理解不足などで負けることもあります。

探しものに関しても、探しているものが人に盗まれているなどの答えが出てしまうこともあり、刑法上の問題に触れてしまうこともあるので占うことができません。